About me

安生 健一

2000年以来、アニメや映像制作の現場でR&Dスーパーバイザーとしてアニメ映画作品や実験的映像作品に貢献しつつ、国内外の大学や企業とコンピュータグラフィックス(CG)技術に関する共同研究プロジェクトを推進している。文部科学省の戦略的プロジェクトCREST (2010〜2016年)を契機に、産学連携でCGと数学をより密接に結び付ける活動も行っている。

研究テーマは、数学的かつ計算可能なCGモデルの構築に焦点を当てており、トゥーンシェーディング、フェイシャルアニメーション、人間モデリングとキャラクターアニメーション、ポリゴンリダクションなどがある。最近は、CGの数学(例:リー群/代数、再生核ヒルベルト空間、離散微分幾何学)について、純粋数学者との共同研究も推進中。『CGは数学でできている〜映像数学の展望〜(2023年 日本評論社)』など、映像制作現場の視点からの論文発表・講演・著書が多数ある。

CGとインタラクティブ技術に関する国際会議「SIGGRAPH(シーグラフ)」および「SIGGRAPH Asia(シーグラフアジア)」では、論文の著者として登壇するほか、国際会議全体の運営委員やプログラムのオーガナイザーとしても活動している。東京で開催されたSIGGRAPH Asia 2018では、カンファレンスチェアを務めた。また、2012年にデジタル映像制作に携わるプロフェッショナルのための ACM Digital Production Symposium(DigiPro)」を共同創設した。米国VES(Visual Effects Society)メンバー。

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